歯科インプラントの歴史は古く、起源2～3世紀頃に遡ると言われていますが、20世紀に入り飛躍的な進歩を遂げました。
日本でも初期には、人工サファイアインプラント（当院でも40年を経て今でもそれをお使いになっている患者さんもいらっしゃいます。喜びに堪えません。）のみが用いられていました。
その後、世界中がチタン製のインプラントに代わりました。当院でもチタンインプラントに変更しましたが、以前のものと比較して、汎用性が高く優れていると考えております。
- インプラントの歯は、噛む能力が非常に優れている。
- ブリッジのように隣の歯を削らずに済み、過重負担を避けられる。
- 義歯の様な違和感がない。
- 美観が優れている。
- 義歯の安定にも応用できる。など
適正に管理されたインプラントは相当長期に使用できます。
- 顎骨への手術・侵襲を伴う事。（骨粗しょう症等、骨手術不適応な患者さんに応用できない事）
- 治療計画・治療期間が義歯に比べ長い事。
- 生体の条件により、成功率が100％とはいかない事。
- インプラント周囲炎を起こさないため、清掃、定期的な口腔管理が必要な事。
- 健康保険がきかないため、自費の費用がかかる。など
当院では術前診断のために、術前CTの撮影及び手術計画を作成し、患者さんと話し合いながら治療を進めております。
手術は、一般外科のオペと同様、オペ着着用の上、すべて無菌状態での手術になります。